さて、街灯は増えるでしょうか?

外国人と働くと、仕事以外にも恐ろしく雑多なことを頼まれるけれど、
今日はシェイニーから、つくば市への要望の手紙の和訳を頼まれた
(ついでにどこかの課に送って、とも頼まれた)。

2週間前にオーストリアから来日したフローリアン。
歩いて2軒目のバーに向かう途中、
「この街はどうしてこんなに真っ暗なの?いつもこうなの?」

大通りにゆったりと自転車道/歩道を整備してあるのがつくば市の特徴でもあるけれど、
この自転車道/歩道が暗くてとても危ないというのはよく耳にする。
シェイニーとメラニーからの市への要望は、「街灯を増やして」というもの。

確かに、CO2削減のため自動車の利用を控えましょうというのなら、
自転車利用者を積極的にサポートする環境でなくてはいけませんよね。

つくば市市長公室広報公聴課、というところに送ってみます。どうなるでしょう?
また報告します。

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つくば市市長公室広報公聴課
ご担当者様

つくば市では、多くの学生、研究者、その他の市民が自転車を
交通手段としています。自転車利用が環境保護に貢献することからも、
市は自転車利用者のために便宜を図るべきと思います。

特に、歩道・自転車道の街灯の増設・改善に努めるべきでしょう。
大通り(西大通り、東大通り、北大通り等)のいくつかの場所では、
冬には午後5時30分頃から非常に暗い状態になります。時には、
ぶつかる寸前になって、対向自転車や歩行者に気づくこともあります。
歩道がなめらかでないこともあり、危険な衝突を防ぐためには
より良い照明環境が必要です。また、多くの人が午後5時以降の
暗い時間帯に職場から帰宅することからも、自転車利用者と歩行者
双方のために、環境が改善されることが重要といえます。

どのエリアにもっと街灯が必要かを判断するため、市の都市整備課の方に、
午後6時頃にそれぞれの大通りを歩かれることをご提案したいと思います。
つくば市はとても広大で、市全域に街灯を設置することは不可能です(また、
望ましくもないでしょう)から、次のエリアに特に注力されるよう提案します。

(1) 西大通り 平塚線から354号線の間
(2) 東大通り 平塚線から354号線の間
(3) 北大通り 研究学園駅から東大通りの間

暗くなってからこの道の両側を歩いてみると、問題のエリアについて
判断しやすくなるかと思います。いくつか適切な場所に街灯を設置するだけで
改善されると思いますので、多額の費用はかからないことでしょう。

つくば市は新しく独特な都市ですから、どのように先進的かつ持続的な方法で
市政運営しているかを、他の都市 - 国内及び海外の都市 - に向けて
示していく責任を負っています。自転車利用を推奨しサポートすることが、
「つくばスタイル」を世界に向けて示すひとつの方法となるでしょう。

つくば市の自転車利用者を代表して、
S. C.
M. H.