Fさんと再会

イメージ 1

「最近日記書いてないってことは、デートしてるのかな?」

友人Kくんから久しぶりのメール。
そういうことならいいけれど、今週は残業続きでした。

「そうだったのか、忙しい時に僕だけ遊んでてごめん」
ベルギーに旅行するKくん。本当にうらやましいな。

「どうしてもNIESから払えない条件の人がもう一人出てしまったの。
キャンベラ・オフィスから払ってもらえませんか?」

キャンベラのペップにメール。
時差1時間のキャンベラから、すぐに返信がくる。

「ユカ、こんな時間まで仕事してるの?今すぐ帰ってリラックスしなくちゃダメだよ」

時計を見ると9時過ぎ、金曜の夜に仕事しているなんて、
ペップこそオーストラリアでは希少な人ではないかしら?
でも、ありがとう。ペップはいつも温かく周りを気遣ってくれる。

さて、外国人参加者へのお金の支払いのための100枚を超える書類は、
付箋がフリンジのようにびっしりつけられて会計課から何度も戻されては、
そのたびに細かい修正を重ね、それでもなんとか、目途が立ってきました。

最後に待っているのはインドからの参加者の領収書。
「いただいた領収書に『エコノミー』の記載がないので、エコノミーチケットであることが
明記された領収書を取り直してください」
会計課に言われるまま、気が狂ったかのようなしつこいお願いをしているところです。

インドから日本まで、12万円のチケットがエコノミー以外のはずがないでしょう、とインド人。
私もそう思います。

さて、あまり心弾まないTGIFでしたが、嬉しいお客さんがありました。

今回はつくばに寄れそうもないです、と数日前にメールをくれていた北大のFさんが、
いつもの笑顔で突然オフィスに現れて、去年の秋以来の再会。
急遽NIESで打ち合わせが入り、都内での学会を抜けてつくばまで足を延ばしたとのこと。

シェイニーとソバカルに紹介し、いちごのケーキと紅茶で、
明日のシェイニーのお誕生日を4人でお祝いしました。

「ハタチになるの」
随分さばをよむシェイニー。
「10年前に日本に来たって言ったよね?じゃぁ日本に来た頃は・・・」とFさん。
「そう!その頃はまだ生まれてなかった!」

Fさんの従兄弟は宇宙飛行士、なんとホットなことに、次回宇宙に飛ぶ飛行士として、
今朝のニュースになっていました。

「一度Fさんが会わせてくれたけど、すごく素敵な人なの」と言うと、
「ほんと!?宇宙に行ったらすごくお金持ちじゃない?その人と結婚したい!」とシェイニー。

salaryはJAXAから出ているそうですが、宇宙飛行の手当って、どのくらいなのでしょうね?

それはさておき、つくば駅に送る車の中で、
アメリカではすべてが簡単だったけれど、日本に戻ってきて、とてもやりづらさを感じている、とFさん。

アメリカでは書類に間違いがあったら自分でぐちゃぐちゃっと直して終わりだけど、
日本では一本線を引いて訂正したら戻されて、そこを二本線に直してください、でしょう」

もう、Fさん、まさにそれが私の最近の研究テーマ(?)なの!

アメリカではね、この時間(夕方6時)なんて、絶対誰もオフィスにいないよ。
だいたい金曜の午後に仕事を頼んだら露骨に嫌がられるし」とFさん。

「そうでしょ?ねぇ、どうして日本人ばかり働いてるのかな?
自分たちでどうでもいい仕事を増やしてると思わない?」

せっかく同志を得て盛り上がりかけたところで車はつくば駅に到着。
次の再会を楽しみに、Fさんは東京へ、私は金曜の夜のオフィスに戻りました。