Office Maxからの帰り道 - 緑色の車はタクシーです

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2日前から手伝いに来てくれているKさんとOffice Maxに、
仕上がった資料を受け取りに。
Office Maxの青年は、片面原稿の順番を間違えたまま、
両面印刷していた。150部。

夕方4時からホテルで前夜レジストレーションを始めるのに、
もめている場合じゃない。
後半を正しい順番でコピーしなおしてとお願いして一度ホテルに戻る。

メラニーに報告。
メラニーのフラストレーションはメータを振り切る。
「やり直しにお金は払えないって言って!」とメラニー
「でもこちらが原稿渡す時に順番が違ってた可能性もない?」
「それはありえない。彼がぐちゃぐちゃにしてたの見たもの」
「でも英語も通じないし、お金払わなかったら引き取れないんじゃない?
払わないなら、メラニー行ってくれる?」

メラニーはマネージャー宛の手紙を書いて私に託す。
オーケー。

Kさんに提案。
「さて。Office Maxに行って交渉してくるのと、ここで参加者への封筒に
名札をつけるのと、どっちやりたい?」
「・・・・・どうしようかな・・僕ここにいます」

オーケー。

Kさんは信じられないほど親切で、雑用も嫌がらずに何でもやってくれる。
小さな荷物まで「そんなの絶対持たせられません」と持ってくれたり。
だけどこういう時に、
「それは僕が行くよ」
ときっぱり言ってくれたらいいのにな。

でも外はメキシコ・シティに来て以来一番の快晴!そして日曜日。
「オーラ!」
「オーラ!」
すれ違う人に挨拶を返しながらOffice Maxへ。

「私たちは今回の分は支払いたくないんです。そちらの間違いだと思うから。
支払わなくていいですか?メラニーがマネージャー宛のクレームの手紙を
書いたので、それも持ってきているんですけど」
手紙を示しながら。

青年は、
「レター?ワン・コピー?」
違う、違う、コピーはもういいの。

「わたしは、これの、お金を、払わない。オーケー?」
「あ~・・・う~ん・・・お金?」
「ノーマネー、ビコーズ、ユア、ミステイク」
「ノーマネー?・・・オーケー」
え、オーケーなの??
女性店員3人が集まってきて、早口のスペイン語で話し合う。
「お金はもらわなきゃ!」と言っているように見えるけど。

青年が戻ってくる。
「オーケー。ソーリー、オール」
「ノーノー、ソーリー。グラシアス!」 

ルーム・サービスのチキン&ライス・スープを流し込みながら、
配布用バッグに資料やCD入りのフォルダを入れ終えて、
夕方4時からのレジストレーションにすべてが間に合う。
日本での会議に参加されたニールスさんとエリックさんとも再会。
ふたりとも覚えていてくれた。
NIESからは一人が参加、所外からの唯一の日本人参加者も到着。

明日は7時半にホテルを出て会場に。
とうとう5日間の会議が始まる。