少し寝坊して、いつもより1本遅いTXに乗りこむと、後ろから、
「つくば?」と声が。
「つくば?」と声が。
「はい、つくばに行きますよ」と英語で、私。
「何分かかる?」と日本語で、彼。
「何分かかる?」と日本語で、彼。
その後、自分は神奈川の海老名に住んでいて、
今日はつくばの友人を訪ねて初めてTXに乗るんだ、
快速があると聞いたけれど、これは快速ではないの?
などと質問を続ける人懐こそうな彼。
今日はつくばの友人を訪ねて初めてTXに乗るんだ、
快速があると聞いたけれど、これは快速ではないの?
などと質問を続ける人懐こそうな彼。
会話が一段落したので、バッグから本を取り出して開く私に、
「あの、話しかけてもいいですか?」と彼。
「あの、話しかけてもいいですか?」と彼。
結局、研究学園駅までの50分、おしゃべりをして過ごしました。
「どうしてこんなことまで話してるんだろう?
今日初めて会ったのにね」
と流ちょうな日本語で言う彼。
今日初めて会ったのにね」
と流ちょうな日本語で言う彼。
「女性を?」
「そう。みんながそうじゃないってわかるんだけど。でもやっぱりこわいんだ」
「どういう人がタイプなの?」
「それも難しい。真面目な人、と思うけれど、前の奥さんも真面目な人だったし、
でもうまくいかなかったからね」
「そう。みんながそうじゃないってわかるんだけど。でもやっぱりこわいんだ」
「どういう人がタイプなの?」
「それも難しい。真面目な人、と思うけれど、前の奥さんも真面目な人だったし、
でもうまくいかなかったからね」
「僕、何歳くらいに見える?」と彼。
「どうかな、31とか32?」と私。
「もっとずっと上だよ。たぶんユカさんと同じくらいだと思う」
「どうかな、31とか32?」と私。
「もっとずっと上だよ。たぶんユカさんと同じくらいだと思う」
…私のこと、何歳だと思ってるわけ?
「ユカさんは昭和何年生まれ?」
日本人は若く見られるけれど、ちゃんと(?)年齢相応に見えていたのね、私。
「日本は気に入ってる?」と私。
最近、つくばに住む外国人の知り合いから、
「日本人はオープンじゃないから友達になれない。
観光には良いけれど、住むべきところではない。ここには人生がない」
と聞いたばかり。
「日本人はオープンじゃないから友達になれない。
観光には良いけれど、住むべきところではない。ここには人生がない」
と聞いたばかり。
私の質問にバングラデシュ人の彼は少し間を空けて、
「日本は安全。世界一安全だからね。それはとても重要でしょ?
みんなきちんとしているし、約束は守るし。
約束を守ることは人として大切だよね」
みんなきちんとしているし、約束は守るし。
約束を守ることは人として大切だよね」
会社の上司や同僚は日本人なのだとか。
「じゃあ職場では日本語で会話してるのね?」
「そう。でもそんなには話さない。休憩時間はひとりでリラックスしてる」
「じゃあ職場では日本語で会話してるのね?」
「そう。でもそんなには話さない。休憩時間はひとりでリラックスしてる」
日本で友達できにくくない?
と聞くのはやめました。
と聞くのはやめました。
「本当に楽しかったな。こんなにいろいろ話したのは、日本に来て初めてだった。
本当に今までに一度もない。すごく不思議だな」。
本当に今までに一度もない。すごく不思議だな」。