「新年おめでとう」

「昨日は本当にhome townと花が恋しかった」と言うネパール人同僚Aのブログに、

"Nawa barsako subhakamana!!"

そう書き込むと、

「コメント、ありがとう!どうやってその言葉がわかったの!?」
と目を輝かせるA。

ネットで見つけました。
「新年おめでとう!」の意味のネパール語です。

昨日はネパールのnew year's dayだったそうです。
ネパールでは昨日から、2065年だとか。

「11月にもnew year's dayがなかった?」と私。
「あるよ。そっちの暦で言うと、今は1128年なんだ」とA。

そちらの方は、カトマンズ出身者のための暦だとか。

日本の本州ほどの小さな国ですが、なんと70を超えるcompletely differentの言語
(単なる方言ではなく)と文化があるそうです。

インドから、チベットから、モンゴルから、中国から・・・と移住してきた人たちが
それぞれのコミュニティを作り、山の多い地形のために人々が移動することがなく、
コミュニティが交わらずに完結したためだろう、とネパール人ボスS。

さて、Aの実家のあるビレッジには、ある有名なお花を見るために、new year's dayには、
国内から、そしてお隣のインドからも、たくさんのヒンズー教徒が訪れるとか。

「すごくすごく不思議なんだ。その花は首飾りみたいにゴージャスで、たった一日だけ咲くんだけど、
毎年必ず、一日もずれずにnew year's dayに咲くんだよ」

「amazingね!きっと村長さんか誰かが毎年のりで貼り付けてるんじゃない?」
不謹慎なことを言うと、
「ノー。神様がその木を植えたと言われているんだ」と真面目に答えるA。

「その後、神様は別な場所でレスリングをしたから、みんな、
花を見たあとはレスリングの場所にお参りするんだよ」

レスリング!?神様が?」とYさん。
「誰と??」と私。

「さぁ・・・知らないけど」とA。

Aによるとネパール人は勤労意欲がなく能天気な国民性だそうですが、
神様も木を植えたり、レスリングをしたりと、なんだか楽しそう。

などと呑気にしている情勢ではありませんが、先週の選挙ではマオイストが圧勝したとか。
「国ごとひっくり返るよ。いいことだと思う」とボス。

王制が廃止され、新年とともにネパールの新しい時代が始まるのですね。

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ネパールとはまったく関係ありませんが、
新しくできたドイツ料理のお店「ブレーメン」のランチ(1,500円)です。