『ロッキー』

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Eちゃんのお誕生日会に持ち寄られたデザートです。

ロシア人Gちゃんのナポレオン(「おばあちゃんのレシピなの」)、
生まれて初めて作ったというカナダ人Sのチーズケーキ(「レシピ見ながら作ったけど、勝手にいろいろ変えた」)、
残業続きの日々に疲れきっている日本人Sさんのフルーツゼリー。

どれも愛情がこもっていました。

「今日はこれから、特別な予定があるの?」とYさん。
「あります!家に帰って、『ロッキー』観ます!」とEちゃん。

ロッキーが理想の人で(「スタローンじゃないです!ロッキーです!」)、
毎年お誕生日には『ロッキー』のDVDを観るのだとか。

「ロッキー!わかる?」
Eちゃんに尋ねられ、
「ノー」と、私の100倍ハリウッド映画に詳しいはずのネパール人同僚A。

「『ロッキー』知らないの!?スタローンだよ。『ランボー』の前だったよね?」とYさん。
「『ランボー』は観たよ!あぁ、わかった、その前だと、ネパールにまだテレビがなかったからだ」とA。

この話題になると、29歳のAは、そういう時代を生きているのだなぁと、改めて思います。

ネパールでは、民主化の動きが起きた1990年以降に、電化製品が普及し始めたのだとか
(今でも、カトマンズ以外のビレッジまでは普及していないそうです)。

ところで、ネパールには、誕生日を祝う習慣はないそうで、
「だから今年の誕生日にユカにもらったのが、生まれて初めてのプレゼントだったんだ!」とA。

もっと素敵なものを贈れば良かったです。