励まし上手

環境省推進費の精算報告で苦手な数字と格闘するかたわら、
GCPの報告書が冊子となって印刷会社から納品されたので、
キャンベラオフィスに200部、ESSPに100部、箱に詰めて発送しました。

がたがたと台車を引いてオフィスに戻ると、隣の研究室で交付金が足りなくなったというので、
パンフレット2000部の印刷費としてとってある予算を他から捻出するとして、
交付金を浮かせて貸すことができるかも、などと考えながらだったせいか
(というのはまったく言い訳にならないと思いますが)、

「報告書が完成したので2000部SALで送りました。2週間で届くと思います」
とキャンベラのペップにメール。

「報告書が完成したので1000部SALで送りました。2週間で届くと思います」
とパリのマーティンにメール。

隣の研究室のメンバーと交付金のバーターの話をしていると、Ccを受け取ったボスが顔を出し、

「ユカ?5000部作ったんだっけ?500じゃなくて?
ペップから、ずいぶんたくさん印刷したんだね、素晴らしいね、って返信がきてるけど」。

「え?500だけど?・・・あぁ、やだ、私、2000って書いてた?」
「あははは。書いてたよ。200と100送ったんだよね?
いいよ、ペップとマーティンにYuka meant 200 and 100ってメールしておくから」

ボスにそんなつまらないフォローアップをさせてしまうとは・・・。

ごめんなさい、と自分で訂正したかったけれど、これ以上ゴミメールを増やしては申し訳ない。
しょんぼり沈黙していると、

Arigato, Yuka. Subarashii!」とパリのマーティンからなぜかローマ字の日本語で、温かい返信が。

「lovelyな日本語のメッセージをarigato。数字の間違いで混乱させてごめんなさい」と私。
「Shinpai nai, Yuka! Ja ne. Martin」とマーティン。

ペップからは、
「No worries Yuka, good for the Planet you didn't print so many!」。

つまらないミスでしたが、おかげで温かい気持ちになりました。