思えば水曜日、お昼に回転寿司に行った頃はいつもどおり元気だったのに、
風邪って突然引くものなのですね。
「ネパールの友達からメールがきて、もうsake飲んだ?って」
来日2週間目のネパール青年アニル。
このところばたばたしていたので、毎日のランチもベーカリーばかり、
日本的なお店に案内していなかった。
「そうね、sake飲まなくちゃね。そうだ、今日のランチはsushi食べてみる?」
sushiは聞いたことがないし、raw fishを食べたことがないというアニルと、
来日2年半でかなりの日本通のアメリカ人マーティンも誘って、かねき寿司へ。
「アジお願いします!それと、アナゴも」
日本語でどんどん注文するマーティンをよそに、借りてきた猫のように静かなアニル。
店員さんがネタの写真付きの英語のメニューを持ってきてくれるけれど、
生魚を食べる習慣がないので、英語で書かれてもぴんとこない様子。
私にすすめられるままに、ハマチとウニとイクラだったか、無表情に3つ口にしたところで、
「もういい。お腹いっぱい」
あまりに元気をなくしたアニル。
食べなれない生魚にお腹が痛くなったらどうしよう、と思ったけれど、
そんな様子もなく午後を過ごし、
「今日はあなたのfirst sushi dayだったね」
「うん」
「おいしくなかった?」
「慣れてないから」
「そうよね」
「・・・」
「・・・もうsushiはいい?」
「もういい」
残念でしたが、ネパールのお友達に「sushiというのを食べたけど気持ち悪かったよ!」と
報告するネタにはなったかしら・・・。