ネパール語では、『た』や『と』には、12種類だったか、14種類だったか、たくさんの発音があるそうです。
何度もその話題になるのですが、
「た、た、た、た、た、た、た、た・・・ね?違うでしょう?」
いつものようにネパール人同僚A。
「全部同じに聞こえる」といつものようにカナダ人同僚S。
「全部同じに聞こえる」といつものように私。
「トーキョーって行ってみて」とネパール人ボスS。
「東京」とカナダ人S。
「東京」と日本人Y。
「わははは!今のふたりの『と』は違うよ」とネパール人S。
相変わらず、まったくわかりません。
同じく何度も話題にのぼるのが『スーモゥ』です。
「日本人はみんな『スモー』って言うよね」とお相撲好きのカナダ人S。
彼女によると、英語では『スーモゥ』。
初めて日本人に『相撲、知ってる?』と聞かれた時、『スーモゥ』とは結びつかず、
『スモー?スモーってなんだろう?』と思ったとか。
「『フトン』も同じ。カナダにも布団はあるけど、『フートン』。『フトン』なんて言わない!」
彼女の『フートン』は、『フートン』と『フュートン』の中間のような響きです。
日本語なのだから、相撲は『すもう』だし、布団は『ふとん』よ、といつものように反論しましたが、
『スモー』なら、スペルは"smo"だし、"sumo"と書くなら、発音は『スーモゥ』。
『フトン』なら、"fton"だし、"futon"なら、『フートン』、とのこと。
なるほど、そういうことだったのですね。
日本人には、子音を重ねるセンスはありませんよね?