ノーと言えるカナダ人

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さて、久しぶりにかなりおいしくないパスタを食べてレジで会計を済ませると、
「これ、サービス券です、次回に」とチケットを差し出す店長らしき方。

「いりません!」
きっぱりとシェイニー。

「シェイニー!もらっておいて。Yさんが喜ぶかも」
二度と来ないだろうけれど、一応気を遣ってしまう私。

カナダ人は「好き」「嫌い」がはっきりしている、といつもシェイニーが言うけれど、
カナダ人全般がそうなのか、シェイニーが特にそうなのか、とにかくシェイニーは遠慮なく口にします。

「これ、シェイニーさんに持っていったら?」
時々、頂きもののお裾分けを母に預けられますが、最近は「・・・いらないかも」と二の足を踏むことも。

叔母が干し芋を農家から取り寄せて、一箱送ってくれた時のこと。

「シェイニー、母がこれシェイニーにって」
ジップロックに入れたお裾分けの干し芋を差し出すと、

「なに?おー!いらない!それ、だいっきらい!」
「そうなの?(シェイニーの隣人の)クリスティーンは?いらないかしら?」
「いらない!クリスティーンもきらい」

その行き場のない干し芋は、好物だというTくんが引き受けてくれてとても有り難かったけれど。

アメリカ人はどうかというと、同僚だった2人がサンプルですが、シェイニーとは違っていました。

「焼き芋屋さんを見かけたので、日本の文化だからアメリカからのおふたりに
食べてみてもらおうと思って」
と、私の友人からオフィスに焼き芋が届けられた時のこと。

「まぁ~、ありがとう!so kindね!嬉しいわ~~~」と大喜び、
ところが贈り主が去った後、ふと見るとふたりのゴミ箱にはそれぞれ手付かずの焼き芋が。

びっくりする私に、
アメリカでは私たち、sweet potatoは食べないのよ」とボス。

どちらが良いかと言えば、慣れればカナダ流の方がずっと気持ちはいいですね。