てんこ盛りのスパゲッティ

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隣の研究室の研究者Kさんのお誕生日のお祝いに、7人で『アンジェロ』にランチに。

950円のランチコースはサラダとスープとパスタと飲み物のセット、
トマトソースに惹かれたけれど、新しい白いブラウスだったこともあって、
タコとイカのスパゲッティに。

隣のIさんはサラダから熱心にキュウリの薄切りを取り除いている。
「キュウリ嫌いなんです」

そこから話題は「好き嫌い」に。

「ゆかさん、嫌いなものありますか?」と聞かれ、
「ううん、全然。何でも食べます!」

「え~~~!!!」
こちらがびっくりするくらい大きな声を揃えて驚く6人。

みんなそれぞれに、嫌いなものがたくさんあるとのこと。

「カナダでは、日本みたいに好き嫌いしてはいけないっていう概念がないよ」とシェイニー。

「カナダ人は食べたくないものは食べない。
この人はこれが好きでこれは嫌い、あの人はこれが好きでこれは嫌い、はっきりしてる。
カナダ人はアイデンティティがあるから」

好き嫌いがないことも日本人的没個性??

「日本人は体にいいから食べる、という考え方をするでしょう?
でも北米の人は、食べたいものだけを食べてるよね?」

少し遠慮がちに反撃してみると、「そう!本当にそう」とシェイニー。

「お母さんに『野菜も食べなさい』って言われないの?」とEちゃん。
「言わないよ。一度作って誰も食べなかったらもうそれは作らない。面倒くさいから」

さて、スパゲッティが運ばれると、お皿にあふれんばかりの「てんこ盛り」、
なんだかあまり食欲をそそらない風情に隣のIさんと顔を見合わせたけれど、
これがとても大雑把な味で、とても、おいしくなかった。

3口か4口でフォークを置く女性陣。

「Yさんがすごくすすめるからこのお店にしたんだけど」とシェイニー。
気まぐれなYさんは今朝になってキャンセル。

「今日は奥さんとお祝いするんですか?」
誰かの質問に、
「しませんよ!そんなの何にもないですよ。『今日飲み会で遅いから』ってあっちが朝言ってたし」
真面目な顔のKさん。

せめて素敵なランチでお祝いできずに残念でした。