kind of shellfish と kind of fish

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3月末でつくばを去るフローリアン主催のパーティーでした。

赤・白たくさんのオーストリア・ワイン、
オーストリアから持ち込んだという各種のパン、
そしてこれもオーストリアからのイノシシのサラミやチーズを巨大なバック・パックにぎっしり詰めて、
マウンテンバイクで二の宮ハウスに到着したフローリアン。

「日本にはたくさん子供服のお店があるのね、オーストリアにはこんなにないから、
2人の甥っ子に洋服を買ったの」
と、フローリアンのオーストリアでの同僚で、半月だけつくばに滞在しているダグマ。
すらっと背が高く、綺麗で控えめで、とても素敵な女性。

「ダグマは独身?」
「そうよ。ユカは?」
「独身よ。フローリアンはどう?すごく素敵ね」
「彼は本当に素敵。彼は選べる立場だから」

ダグマだって選べる立場でしょうに。

ロシア人ギオーギの息子さんは16歳。
4歳から日本に住んでいるという彼の日本語はもちろんまるっきり日本人。
「小学校からずっと日本の学校ですよね?」
「はい、吾妻小出身です」
なんだか不思議。

本来なら高校一年生の彼は、今年の夏にモスクワ大学を受験する予定なので、
中学卒業後は日本の高校には行かず、ロシア大使館付属の高校に週一回通いながら、
受験勉強をしているという。

「16歳でも大学に入れるの?」
「試験に受かれば入れます。何歳でも。12歳の大学生だっていますよ」

ロシアでは、たとえば茨城に住んでいれば茨城大学というように、
地域の大学に進むのが普通なので、日本のようにどこの大学が上とか下とかといったランクがないとか。
ただし、モスクワ大学だけは例外で、広大なロシア全国から学生が集まってくるとのこと。

両親共に数学者の彼は、
モスクワ大学モデリングの勉強をしたいんです」
英語も完璧で、テニスはプロを目指した腕前、とても優秀な16歳です。

さて、パーティーにはクレア、ステフ、そしてもう一人、3人のフランス人がいて、
「そうだ、今日フランス料理を習ってきたの!」
と意気揚々と言ったまでは良かったけれど、
「ほんと?何を習ったの?」

「ええと・・・帆立貝って何ていうのかな、kind of shellfishのソテーを作ったの。
そしてソースはにんにくと・・・パセリは・・・パセリって英語?
それと、鱈って何て言うのかな・・・」

せっかくシェフが毎回、大きな声のフランス語で材料を読み上げてくれているのに。
英語もさることながら、せっかくなのでフランス語で説明できるようになりたいものです。