竹富島、日本最南端のお寺

竹富島の水牛乗り場は、中高年のツアー客で溢れていました。
イメージ 1

石垣島のタクシーの運転手さんによると、一年中途切れることなく観光客が訪れる
八重山諸島ですが、この季節は団体客が多いのだとか。

日本最南端のお寺、喜宝院に寄りました。
初代住職が集めたという伝統工芸品などが展示された歴史民俗資料館でもあります。

話上手な住職が「ここの一番の目玉です」と紹介してくれた「わら算」。
イメージ 2

琉球王朝時代に文字のない庶民の間で使われたそうで、
わらの編み方や結び方で、物や数を表しています。

写真の「わら算」は「婚礼のお祝いを、誰から何をいくつ頂いたか」を示した記録だとか。

「一番左は何を表しているか、わかりますか~?」と住職。
「・・・納豆?」

「そう言うと思った~!茨城から来たと聞いたからね、その答えを期待して聞いたんです~。
楽しい方ですね~」

楽しいのは住職です。

納豆ではなく、卵を包む藁を表していて、結び目と併せて「卵10個」を意味するそうです。

米軍の統治下、アメリカが発行したという紙幣。
日本語と英語、両方で金額が書かれています。
イメージ 3


「この後、またこちらの日本政府のお金に変わりました。
沖縄というのは、翻弄されたんですねぇ」と住職。

戦争というのは、どこから見ても、不公平で理不尽なことですね。
イメージ 4