さとうきび畑の島、小浜島

ホテルで海を眺めながらの朝食を済ませ、石垣港からフェリーに乗って25分。
「ちゅらさん」の小浜島に向かいました。

島の周囲は16.6km。
人口は600人。

「申し訳ないんだけど、何にもないんですよ。農業しかない島ですから」
バスの運転手さんの言う通り、小さな島にひたすら広がるさとうきび畑と牧草地の緑。

それに、島を囲む美しい砂浜。

「ほとんど農業しかない島ですが、これが島でただひとつの工場なんですね」
バスは小さな製糖工場の横を通り過ぎます。

島中でとれたさとうきびがこの工場に集められるそうですが、
現在、さとうきびの刈り入れの最盛期。

工場も1年のうち、この3か月だけ稼働するのだとか。
「あれが工場で働く人の寮です。島外からやってきて、3か月だけ人口が増えます」

窓に鉄格子のような柵が取り付けられた、だいぶ古そうな平屋の建物が見えました。

「ちゅらさん」を見ていなかったのでわからないのが残念ですが、
ロケ地を紹介してくれる運転手さん。

「これがシュガーロードです。えりぃちゃんが通った道ですね」
「ここでドラマのまねをして、女の人があそこに立ってね、
ビデオで撮っているカップルをよく見かけましたよ。最近は見なくなりましたけどね」

「これが『こはぐら荘』です。ここで堺正章さんが歌ったり踊ったりしたんですね」

「ちゅらさん」とは関係ありませんが、不発弾です。

火事などの時に叩いて鳴らして、サイレンの代わりに使っているのだとか。
「この島では、戦争を忘れないように、こうして使っているんですね」と運転手さん。

昼食はリゾートホテル「はいむるぶし」で。

なんとホテルの敷地は島の1/5、東京ドームの40倍の広さだそうです。
雨も上がり、散策を楽しみました。

晴れていたら、海の向こうに八重山の島々も見渡せて、もっと素晴らしかったでしょうね。
残念ですが、素朴なさとうきび畑の島・小浜島を後にして、竹富島に向かいました。