Omoide wa itsuno hi mo ame

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名古屋から戻った翌日の朝、6時発の空港行きのバスで、
3か月間オフィスを共にしたタイ人Aがつくばを発ちました。

雨の中、つくばセンターに見送りに。

スウェーデンは、国は好きだったけれど、人は好きではなかった。
イタリアも、国は好きだったけれど、人は好きではなかった。
日本は、国も大好きだし、人も大好きなんだ。

「After many years, I finally found my home (長い年月をかけて、やっとhomeを見つけたよ)」

そう言っていたA。

バスを待つ間、
「ユカに何かプレゼントしたかったけれど、何もなかったから」とA。
「何もいらないわ!もうたくさんもらったから」と私。

私の方こそ、シンポジウムのことで頭がいっぱいで、何も用意していなかった。

「だから、これを昨日の夜、書いたんだ」
オークラの封筒を差し出すA。

「手紙?」
開けてみると、オークラの便箋に、とても丁寧なローマ字で、"Tsunami"の歌詞が。

数日前に、
「日本の歌で何が好き?今度日本に来るまでに練習するから」

子供のころ、朝はお母さんの歌う「スキヤキ」と「蝶々夫人」で目覚めたというAにそう聞かれ、
Tsunamiかな」と思いつくままに答えたことを思い出しました。

YouTubeで見つけて、意味はわからないままに、歌詞を書きとったのだとか。
(でも、どうやってローマ字に?)

「すごくlovelyだわ。大変だったでしょう?」と私。
「眠れなかったから。寂しくて」とA。

「毎日一緒にいたいんだ。You are always sitting in the middle of my heart. I’ll be back」
そう言ってハグをして、寂しげな表情でバスに乗り込んだA。

Omoide wa itsuno hi mo ame.