言ったもの勝ち文化?

外国からの(多くは途上国からの)、
一見シンポジウムへの参加登録と思しきメールを数知れず受信しました。

「シンポジウムに参加します」
「シンポジウムに参加したいです」
「シンポジウムに興味があります。連絡ください」

中には、履歴書を添付してくる人や、自分の研究経歴について長々としたためる人も。

「残念ながら、旅費のサポートはできません。
発表資料は会議後に以下のウェブサイトに掲載しますので、ご参考になると幸いです」

そう返信すると、それっきり。

確かに、コンタクトしないことには、地球のどこかに旅費を求めている自分がいることは、
誰にも知られませんね(ここでもまた私の師匠、カナダ人元同僚の顔が浮かびます)。

さて、東京見物したいとか、新幹線に乗りたいとか、観光したいから延泊したいとか、
招待講演者からの様々なリクエストに、
今回はネパール人ボスの意向で可能な限り応じています。

わがままを言わずに協力してくれている他の(わずかな)講演者のことを思うと、
フェアでないことが、個人的には、とても気になるのですが。

「言った者勝ちの文化の人たちだから、慣れてるよ。
言わなかったから特別待遇がないということにも」とボス。

その通りなのでしょうね。