3日間のシンポジウム・ワークショップで、
10ヵ国からの40人の参加者のプレゼンとディスカッションの間、
私はひたすらヒアリングの勉強をしていました。
インド訛りだったり、
中国訛りだったり、
ブリティッシュ・イングリッシュだったり、
アメリカン・イングリッシュだったり。
議論が白熱すると、40人の参加者のうち、ネイティブの数人だけがさかんに手を挙げて、
その他のアジア人は、3時間のディスカッションの間ほとんど発言することなく、
特に3名の日本人は、一言も言葉を発しませんでした。
きっと思うところはあるでしょうけれど、ネイティブ同士の議論に割って入るのは至難の業ですよね。
とにかくスピードが速い。
次に発言する人にマイクを渡す役をしていたので、話し向きで次がどのあたりか、
見当をつけて動きたいのですが、ヒアリング&理解が追いつきませんでした。
知識を信頼されて発言を求められるリチャードやジュリアンも30代(の初め)。
ヒアリングに苦労しながらマイクを回している身とずいぶんな違いを感じます。
閉会の挨拶で、ネパール人ボスが、
「最後に、アニルに感謝を、彼はここ数日寝ていないと思います、そして、
adoministrationをひとりでこなしたビューティフル・レディーのユカに感謝をしたいと思います」
と締めると、温かい拍手をくれた参加者の皆さん。
「いいな~、ユカさん、褒められて!」とYさん。
本当は、切なかったのです。
もっと別な褒められ方をしなくてはいけないのに。