タイムマシーンに乗って

シンポジウムの参加者が150名となり、定員に達したため、受付を締め切りました。
予想以上の盛況で、嬉しい限りです。

シンポジウムとワークショップ合わせて、44の講演を予定していますが、
講演者からのパワーポイントの締切は先週の金曜日。

まさか守ってもらえないだろうと思いつつも、事情があって設定した早い締切でしたが、
週末から続々と届き始め、今日までに半分以上が集まりました。

「確かに受領しました。ご協力に感謝します」というお礼のメールに添えるのは、
"Best regards"に代えて、"Have a safe trip"。

この言葉を遣い始めると、いよいよだなぁと感じます。

さて、シンポジウムで頭も体もいっぱいで、とても気になりながらも、
3ヵ月滞在中のタイ人Aのケアはまったくしていませんでした。

シンポジウムが終わる翌々日の朝にはタイに帰国してしまうA。
子供の頃から憧れていたという忍者を見られるところに案内すると約束したのに・・・。

「仕方ないよ、一番忙しい時に来たんだから。ドラえもんって知ってる?」とA。
「もちろん」と私。

「あのタイムマシーンがあったら、3か月前に戻りたいな。日本に来るところに戻りたいよ」

私は戻りたくないな。
3か月前と言ったら、シンポジウムの準備を一からやり直しだもの。

「それで3か月たったらまたタイムマシーンで3か月前に戻るんだ!いいよねぇ~」

タイムマシーンがなくて良かったです。