先週末のこと、携帯にシェイニーから着信ありのメッセージが。
コールバックすると、
「聞きたいことがあったけどもう大丈夫!今電車がきたから、あとで電話するね!」
香港からの来客(カナダ人夫妻で、シェイニーの親友のお姉さんの元上司とその奥様)に
東京を案内していたシェイニー。
あとで聞くと、ホテルを出てタクシーに乗り、皇居で降りたところで、
元上司の奥様が、スカーフをタクシーに忘れたことに気がついたそう。
彼女は、いいの、いいの、気にしないで、と言ったんだけどね、とシェイニー。
「これは日本の思い出を作る良いチャンスだな、と思ったの」
人さし指を立てて目を輝かせる。
カナダでは(そして、他のほとんどの国では)、落し物をしたら、それはもう二度と戻らないもの。
探すという概念がないし、拾った方も、届けるという概念がない、とシェイニー。
「でも日本人はそうじゃないでしょ?そういうカナダ人もいるかもしれないけど、
全員じゃない。でも日本では、全体的にそう」
ホテルの電話番号を調べてと頼みたくて、私に電話したとのこと。
なんとか番号がわかり、スカーフをタクシーに置き忘れたことをホテルに話すと、
30分後にホテルから連絡、「スカーフが届きましたので、デスクでお預かりしています」。
「どうしたらそうなるの!?」
カナダ人夫妻はあり得ない奇跡にとても驚いていたそうです。
「That's Japan!!」とシェイニー。
「どうして日本なんかに住んでるの?って聞かれるけれど、それが私が日本に住んでいたい理由なの!」
シェイニーの好きな日本がずっと変わらないと良いなと思います。
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写真は花火「かざぐるま」です。かざぐるまに見えました。