土浦の花火競技会は大正時代に始まったそうです。
「歴史があるね」と真摯な顔のアニル。
「花火は文化とか宗教とどんな関係があるの?」
なんだか難しい質問。
「宗教とは関係ないと思う。楽しみのためよ」
亡くなった人のためにお盆に花火を上げるところもあるから、
何か関係があるのかしら、と少し不安になりながら。
「そう。僕たちのものは、何でも宗教と関係しているから」
と、ヒンズー教徒のアニル。
空には一色のシックな花火。
カラフルなスターマインが続く中、しっとりと夜空を飾る。
「こういうのって日本っぽいよねー。
アニルにはわからないだろうなぁ。今のはすごく日本っぽい。わかる?」
Mさんに聞かれ、頷くアニル。
「わかるの!?」
うれしそうなMさんに、
「全部日本っぽい。ネパールには花火はないから」
ヤマダ電機で買ったデジカメで、たくさん写真を撮っていました。