「日本に来てみたら、だれも『~デス』って言ってないよね」
来日4ヶ月目のアニル。
「日本に来る前の日本語クラスでは、『ワタシハ・アニル・デス』とか、
『デス』、『デス』って練習してたんだ」
「・・・?『です』は使うわよ?『私はユカです』とか」
「ほら、言ってないよ」とアニル。
「言ってない。日本語にはvoiceless consonantがあるの」とシェイニー。
どんな時に『す』が無声音になるの?と聞かれましたが、どんな時ですか?
アニルとシェイニーは、英単語の最後に「あいうえお」を付けるとカタカナ英語になると、
例を出し合っていましたが("soup"に"u"を付けて「スープ」とか)、
「でもいつもすっごくびっくりすることがある!」とシェイニー。
「トロントのことだけは、日本人はみんな『トロントゥ』って言うの!」
言いませんよね・・・?
「言わないよ~。『ト・ロ・ン・ト』って言うでしょう」と私。
「違う、絶対みんな、『トロントゥ』って言う!なんでかわからないけど、すっごく不思議!」とシェイニー。
「それは英語が話せる人じゃない?」
「ノー!日本人はみんなそう言うの、『ノー、ノー、ノー!言うわけない!』って。でも言ってる!」
トロント、と言ってみてください。
トロントゥ、になっているかもしれません。
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母の絵が県の展覧会で入選したというので、シャンパンを買いに酒屋さんに寄ると、
「おみくじやってますので、どうぞ」と店員さん。
割り箸の束から一本選ぶと『小吉』。
試飲用のビールを一缶もらい、うれしい小吉でした。