スシ・ランチ

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「寿司ランチに行こう~」
誘いにきてくれた中国人Jちゃんのコートは鮮やかな黄色。

「綺麗なコートね!」と私。
「ありがとう!新年だから!」とJちゃん。

Happy New Year!!!
中国では今日が元日ですね。

すれ違った中国人Rさんが、セーター下の赤いシャツの襟を指し示して、
「赤いの着てきたよ」。

その後、なにやら中国語で話すRさんとJちゃん。

「元日には赤を着るの?」と聞くと、
「彼は年男だから。年男と年女は赤を着るの」とJちゃん。

さて、寿司ランチのメンバーは6人。
6人乗りのボスの車に乗り込んで、『かねき』に向かいました。

信号待ちの車の中、
「すごいね、6か国集まってるよ」とボス。
「ネパール、ルーマニア、中国、ロシア、韓国、それに日本」

大変だ、唯一の日本人として、お寿司について外国人たちにあれこれ説明しなくては。

・・・と意気込む必要がまったくないのがこのラブリーな寿司チームです。

回転寿司のカウンターに着くなり、
「すみません、わさびください」
と日本語で言うロシアの妖精A。

なにはともあれ、
「すみません、穴子、一枚」
と大好物の穴子を注文するルーマニア人L(もちろん日本語で)。

続いて、「すみません、味噌汁ください」と中国人Jちゃん。
「あら汁と蟹汁と牡蠣汁がありますが」と聞かれ、

「あら汁ください」
「あらじる、もうひとつ」
と中国人Jとロシア人A。

私の出番なんてどこにもないので、安心して、負けずに注文します。

日本語のメニューに目を留め、
「あ、湯葉がある!すみません、湯葉一枚」
と注文し、
湯葉、大好き!嬉しい」と笑顔のルーマニア人L。

「ユバ?それ何?」とネパール人ボス。
「豆腐みたいなもの。『ゆ』はhot waterで、『ば』はleafのこと」
と説明してから私の方を向き直り、

「この漢字を見た時、本当にぴったりだと思った。お湯の中の葉っぱ」
と目を輝かせるL。

「あ、それか!僕も好きだよ、僕にも注文して」とネパールボス。

「わたしも好き。すみません、ユバ、もういちまい」
とロシア人A。

湯葉業界に教えてあげたいな。
こんなに外国人ファンがいるなんて。

さて、それぞれにお寿司を満喫してレジで待つ間、並べられた恵方巻きを見つけ、
「あれ知ってる?」と聞くと、知らない、と外国人チーム。

良かった、私に説明できることがあった。
関西では節分の日にね、と説明をすると、

「なるほど。豆は買ってあるんだけど。ずっと冷蔵庫の上に置いてある。
今日は家に帰ったら豆まきするの」
と、まだ私を驚かせるルーマニア人L。

私は豆まきはしませんでしたが、

鬼は~~~そと!!!
福は~~~うち!!!

良い新年でありますように。