別な研究室の韓国人の女性研究者と廊下ですれ違うと、
「今日でここを辞めるので」
と、韓国のお茶とチョコレートとチョコパイが入ったギフトをいただきました。
たまたまお会いすると挨拶をする程度で、お名前さえも知らないのに、
律義な方なのですね。
大学に移られるそうで、ご活躍をお祈りします。
以前(20年前ですが)、ある退職する方がギフトを配っているのを見て、
「辞める人が配るなんて面白い!」
と、アメリカ人のボスが言っていました。
アメリカでは、送り出す方が贈り物をすることはあるけれど、
出て行く方はしないとのことで。
一方で、ネパール人の若い同僚が退職する時は、自ら居酒屋さんで送別会を開いて、
参加者の飲食代を全部払ってくれたことがありました。
「良い就職先が決まったら、みんなにご馳走して辞めるのがネパール流だよ」と。
送別会が楽しく盛り上がってお酒もすすみ、
翌日お財布の中を見て(お金があまりに減っていて)びっくりしたとも言っていましたが。