ピアス東西

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日本人の同僚が、初めてオフィスにピアスをしてきました。

「素敵!ピアスあけてたのね、知らなかった」

フェミニストで、男女平等を語らせたらとても熱い彼女。

「なんだかちょっと意外な感じもするけど」と言うと、
「ずっと前の男尊女卑の職場で、男の人たちが『ピアスあける女なんて最低だ』って言ってたから、
『よし、あけてやる!』ってその日の帰りにあけたの」。

やっぱり熱い・・・?

「ユカはピアスあけてないなんて、勇気がないわねぇ」
よくアメリカ人のメラニーにそう言われたことを思い出しました。

「カースン(メラニーの孫)なんて、2歳の時にあけたのよ!
『私、ピアスあける!』って言って、ママをショップに連れていったの」

「あけたくないからあけないだけよ」と毎回応戦していましたが、そんななつかしい話をすると、
「文化が違うよね、日本では学校ではダメだし。アメリカ人は子供も鼻にもあけたりして、
うぅ、あれは痛そう」
と、アメリカに住んでいたことのある同僚。

黙って聞いていたネパール人同僚Aに、
「ネパールでは?ピアスはcommonなの?」と聞くと、

「女性は全員あけなくちゃいけないから。両耳と鼻に」とA。

ところ変われば、ですね。

ピアスの他に、ネパールの既婚女性は、髪の分け目に赤い粉をつけなくてはいけないそうです。
(最近は、都会=カトマンズ若い女性はつけたがらないそうですが)

そして、ひたいには結婚している証に赤いもの(お米の粒とヨーグルトと染料を混ぜたもの)を。
未亡人になると、色を緑に変える風習だとか。

「男の人は?そういうのないの?」
「ファッションでピアスする人はいるよ、カトマンズの若者に。弟もこっちの耳にしてる」

男性のピアスは片方の耳だけだそうです。

片方だけにするのはゲイよ、とメラニーは言っていましが、こちらも、
ところ変われば、ですね。


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写真はいただきものの『マグノリア』のロールケーキ。
しっとりした生地でとてもおいしかったです。竹園だそうですね。