昨夜、ひと耳惚れしました。
テナーサックスの音に。
50人のお客さんでいっぱいになったカサ・デ・マロンでのラテンジャズ・ライブ
「パーカッション・バトル」。
ボンゴ、ティンバレス、コンガ、ピアノ、ベース、サックスの6人編成で、
その名の通り、ボンゴ、ティンバレス、コンガのパーカッショニスト3人の
気迫の技の魅せ合いはリングの上のよう。
最後の曲の前に、とオーナーでパーカッショニストの渡辺さんが一息入れて、
「この中に今月お誕生日を迎える方が3人いらっしゃいます。
○○さん、△△さん、××さん、おめでとうございます!」
ハッピーバースデーの生演奏に、女性の店員さんたちが花束を手に現われて、
3人のお客さんに渡している。
渡辺さんが東京キューバンボーイズ出身のためか、年配の常連らしき人たちも多く、
ライブでファンのお誕生日をお祝いするのが恒例なのかも。
私も6月生まれなんだけどな~、と思っていると、後ろのテーブルから、
「こっちにも3人誕生月の人がいますよ!」と中年男性のお客さんの声。
「え、ほんと?お名前は?」と渡辺さん。
「そうでしたか、失礼しました。6月生まれは多いんですね。
○○さん、△△さん、××さんも、おめでとうございます!」
拍手でお祝いしていると、不憫に思ったのか、母が近くの店員さんに、
「ここもです」と私を指している。
店員さんに耳打ちされた渡辺さん、「え?まだいるの?」。
すみません・・・。
手を挙げると、私が恋におちたサックス奏者はハッピーバースデーを演奏してくれる。
つられて歌いだす渡辺さん。
フルコーラス、「Dear xxさん」と名前まで入れてもらって、一足早く、
とびきり豪華なバースデー・プレゼントでした。