オーストラリアの「No worries, mate」

オーストラリアに行く前に読んだ何かの記事に、
「日本では、『お客様=神様』だけれど、オーストラリアでは『対等』」
と、ありました。

他の誰かの旅行記では、オーストラリアでSIMカードを買おうとお店に行くと、
店員さんはコーヒー片手にリラックスムードで接客。
でも、どのプランが自分(お客さん)にとって良いか、お店の損得抜きで提案してくれた、
と、書かれていました。

そんな話を目にしていたので、

ブリスベンに向かう機内で、二人組で食事を配るカンタスのCAさんたちは、
自分たちの世間話に熱心に花を咲かせながら、
その合間に「チキン?サーモン?」と乗客に聞いて手渡す、という風で、

これがオージー流の、店員とお客さんが『対等』のスタイルね?と思いました。

どちらがどうというより、もう、文化の違いですね。

ブリスベンのコアラ保護区に行った時のこと、

友人L(ルーマニア人)は、ユーカリの葉っぱを運んでいた係員の男性に歩み寄って、
「ハーイ!コアラを抱っこできるのは向こう?」
と尋ね、楽しげに会話をした後で、

「Okay, thank you!」とL。
「No worries, mate!」と男性。

ブリスベン在住のLによると、オーストラリア人は、「Thank you」と言われたら、
「You are welcome」や「My pleasure」や「No problem」は使わないそうで、

「オーストラリア人はいつでも『No worries!』、それに、mateを付けるの」
と教えてくれるL。

よりカジュアルに親しみを込めて、「いいんだよ!」という感じでしょうか。

それに、観察してみると、誰かに何かを尋ねる時には、
「Excuse me」と話しかける代わりに、明るい笑顔で「Hi!」と一言。そして本題に。

オーストラリア在住5年のLも、そうしていました。

明るくて、リラックスしていますね。

若い時にオーストラリアや北米に暮らしたら、すごく好きになっただろうな。
若くなくなって行ったので、文化の違いだなぁと、感心します。