ワークショップ前夜

ワークショップ前夜、参加者の外国人の一部と、インフォーマルなディナーに。

イギリス人、アメリカ人が2人、オーストラリア人、インド人、
そして、ネパール人ボスと私。

御茶ノ水のホテルからぶらぶらと歩いて、居酒屋に入りました。

「日本ではレストランでもお店でも、店員が英語を話せないから驚いた」
と、初めて来日したというイギリス人。

「昨日ひとりでレストランに入ってみたけれど、
メニューは日本語だけだし、写真もないし、店員は英語を話せないしで・・・
どうしようもなかったよ」

日本人は学校で6年間英語を習うけれど、
話せるようにはならないの、と説明しようとすると、

「日本では英語を勉強する必要がないからだよ」
と、在日13年のネパール人ボス。

「僕の国では、何か勉強しようと思ったら英語で学ぶことになるけれど、
日本では必要な書籍はすべて翻訳されているし、

必要なものはなんでも翻訳されている。
日本の翻訳産業は本当にさかんなんだ」

なるほど、そんな見方もあるのですね。

さて、お刺身の盛り合わせが運ばれて、
「この小さいお皿にこのお醤油を入れて、好みでこのわさびを入れて…」
とデモンストレーションをして見せると、

「わさびだね、僕の国ではものすごくポピュラーになってきてるよ。
本当に、どこに行ってもわさびがあるんだ」
とイギリス人。

すごくおいしいね、とお刺身を口に運びながら、
「これ、おいしい?」
と、私に確認。

おいしいですよ、と言うと、
「そう?」と笑顔になって、
「僕にとってはおいしいんだけど、日本人にとってどういうレベルなのかは
わからないから」。

スーパードライを2杯ずつ飲んで、居酒屋体験も終わり。
「明日のプレゼンのパワーポイントを作らなきゃ」
という参加者たちと解散しました。

ホテルの部屋は7階ですが、窓の外はうっすらと雪が積もった
ささやかな屋上庭園です。
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