黒髪の台湾人少女、きんえちゃん

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金曜日は母の友人、台湾人の黄さんがご主人とお子さんと一緒に、母に挨拶に来てくれました。

大学院を終えて、台湾での仕事に復職するため帰国するという黄さん。
同じく台湾人のご主人とお子さんのきんえちゃんは、日本に残るのだとか。

きんえちゃんは4歳。
前髪をパツンと切りそろえた艶々の黒髪の、お転婆そうな女の子です。

メモ用紙とペンを見つけて、
「絵を描こう。なに描こうかな・・・。ねぇ、なにか描いて」ときんえちゃん。
「いいわよ。・・・できた、これ、きんえちゃん」

「なんだ、そういうのなら私もかけるよ」
私の絵に自信をつけて、隣にくうの似顔絵(?)を描くきんえちゃん。
(くうは彼女に唸り声を上げていたので、強そうなりりしい顔に)

「何が一番好きなの?お絵描き?かけっこ?」と聞くと、
「折り紙」
「折り紙?折り紙ならたくさんあるよ。一緒に折る?」
「うん」
「何がいいかな?鶴折れる?」
「折れる。おばけ教えてあげるよ」

きんえちゃんに教わりながら、おばけを繰り返し折ること5回。

「何回も折れば覚えるからね。もし反対に折っちゃっても大丈夫。違うと思ったら一回戻れば大丈夫だから」
指導力を発揮するきんえちゃん。

さて、楽しげなきんえちゃんと対照的に、時折寂しそうな表情を見せていた黄さん。

母を「日本のお母さん」と慕ってくれている黄さんは、帰り際、母の手を取って、
一生懸命に涙をこらえていました。