ランチからの帰り道、下校途中の小学生の姿に、エバンを思い出した。
L.A.のジェナの家のダイニング・テーブルで、
宿題のプリントに取り組むエバンくん、小学一年生。
なにやらとっても難しい顔。
どれどれ?
横から覗く。
『次の三角に赤、四角に黄色、丸に青を塗りましょう。△□○△□○△□○△□○△□○』
(うわ、カンタンすぎない?)
真剣な面持ちでクーピーを手にするエバンくん。
時々手を止めてはしばらく考え込んだりしながら、
△□○の線を大きくはみ出して、「そのあたり」に赤、黄色、青を塗っていく。
足を止めてプリントを覗き込む母・元チアリーダー・ジェナ。
「はぁ?なにこの簡単な問題!?」
あら。日米で合意したみたい。
さて、中学校の教員をしている姉が一時期小学校に赴任した頃、
我が家は小学生による名解答の数々にずいぶん楽しませてもらった。
なかでも私の一番のお気に入りは、やっぱり「接続詞」のエピソード。
姉が小学2年生の担任をしていた時の国語のテスト問題で、
問題 『かっこの中に、ふたつの文をつなぐことばを入れましょう』
パン屋さんに行きました。( )パンを買いました。
正解は『そして』。
彼の答え。
パン屋さんに行きました。( ジャム )パンを買いました。
本当だ、パン屋さんに行ったら、次は何パンを買うかが重要!
本人はとうの昔に忘れてしまっていると思うけれど、
繰り返し頭によみがえっては色あせずに楽しませてくれる『ジャムパン』です。
(写真は去年の夏、エバンの学校の全校集会です。イメージしていたのと違って、
意外と静かに校長先生の話を聞く子供たち。それよりも、先生方がサングラス&
飲み物を片手に集会に出ているところに驚きました)