北京語と台湾語

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研究所の若手飲み会に参加。
『大漁丸』のお座敷には50人ほどが集まってとても賑やかで、ふたつ隣の人の声は聞こえないほど。

普段会う機会のない他部署の人たちと大きな声で自己紹介をしあうけれど、
「リスクです」「水です」「循環です」などと、部署を言い合うのはなんだかおもしろい。
私の場合、「地球センターです。その前は生物にいました」。
ウルトラマンでも出てきそう。

ピッチャーからビールを注いでくれるオランダ人好青年ウォルタ。
すっかり日本式に馴染んだ彼は、私が彼のグラスに注ぎ返すために、ピッチャーを渡してくれる。

来日前に4ヶ月間日本語を勉強してきたのに、日本では英語ばかり使っているので
どんどん忘れているという。
「じゃあ、今日は日本語で話しましょうか」
「全部日本語ですか?それはちょっと大変ですね。でもそうしましょう」

すらすらと、完璧。

ゴールデンウィークに友人とふたり、日本国内を車で旅したウォルタ。
「最初は富山に行きました。北陸から信州、そして最後は佐世保に行きました」
言語習得は若いほど良いのだろうなぁと感心して聞いていると、

「毎日車の中で寝ました。とおか?・・・いつか?」
確か前に、7日間の旅行の予定と言っていた。
「なのかじゃない?7 daysなら、なのかです」
「あぁ、そう!なのかです!」

二次会では台湾人女性のリさんと久しぶりに再会。
どこに座ろうかと迷っていると、
「この中国人のナイスガイの隣に座って!」とリさん。
「もちろん!」

右手に北京出身の男性、左手に台湾出身のリさん。
右と左から、北京語と台湾語を習う。

北京語だとこうでね、台湾語だとこう、と両方の発音を聞かせてもらうけれど、
ほとんど同じに聞こえる。

抑揚のつけ方が難しくてうまく真似できずにいると、
「あなた、関西の出身?」とリさん。
「ううん、ずっと関東よ」
「あなたの発音は北京より台湾っぽいわ。関西の人は台湾っぽいの」

関東人は北京語向き、関西人は台湾語向き、なのでしょうか?