マーティン、アメリカに帰省

会場費、バンケットの費用、招待参加者のたちへの旅費、日当、宿泊費など、
どちらがどの部分をもつか、パズルのように足してみたり引いてみたり、散々IDGECと調整して、
所内の膨大なペーパーワークも終え、
参加者別のTravel Claimのフォームも作り終えたところで、
昨日のIDGECの「こちらの規定でIDGECでは日当はもてません」の一言ですべて白紙に。

もうそれはいいとして(涙)。

何時までに何をして、と頭の中でスケジュールを立てながら出勤したけれど、
こんな日に限って普段起こらないことが次々と起こることを、何の法則というのかな。マーフィー?
今日はそんな、最高にどたばたな一日でした。

その予定外のひとつ、産総研のマーティンが現れた。
「今日からアメリカに帰ります!ゆかちゃん、あとでバス・ターミナルまで送ってくれますか?」

日本に戻ってくるのは1月5日とのこと。
どうしたら日本の職場でそんなに長い休暇が取れるのでしょう?
聞いたけれど、そしてマーティンは一生懸命おかしな日本語で説明してくれたけれど、
結局よくわからなかった。

「私の家族はたくさんいます。アメリカに帰る、たくさん集まって、忙しい!」
「私も家族は多いよ!」とシェイニー。

「メキシコ系の家族は本当に超たくさんです。普通の集まりは100人がきます。
ファミリー・ユニオンは1000人です!」
「私はお父さんとお母さんが離婚して再婚して、お父さんが3人、お母さんが3人いるでしょ、
それぞれにまた家族がいて、カナダに帰ると『シェイニー、会いに来て』ってみんなが言うから超大変!」

マーティンの荷物はスノーボードのケースとスーツケースとデイパック。
「だけど自分の荷物は全部スノーボードのところに入ってる。
これ(スーツケース)の中身は全部、友達と家族へのお土産です!本当です!」

つくばセンターに送る道中、「コロラドで妹さんたちにも会えるの?」と聞くと、
「そう。2人の妹、会える。ひとりはニューメキシコにいます。あとひとりはカリフォルニアにいます」
「何してるの?」
「ひとりは大変。ハーバード大学で勉強しました」
「すごい。頭がいいのね!」
「頭がいい。お金がかかった。そして今はスーパーで働いています!」

盛大なハグで見送った何時間後か、携帯にマーティンから日本語のメールを受信。

   今日は本当にありがとう(ペンギンの絵文字)
   また来年会いましょう(パンダの絵文字)  
   バリ楽しんで!(やしの木の絵文字)

癒されました。