イラン人の同僚

日本シリーズの優勝決定は明日に持ち越しですね。

先月から、イラン人が同僚になりました。

着任早々、職場のソフトボール大会に参加することになった彼は、
サッカーは好きだけれど、野球はやったことも見たこともなく、
ルールをまったく知らない、とのこと。

「代打要員だから、打つだけだから大丈夫よ!」

と言ってあったのですが、
試合を見ながら、

「打つだけって言ってたけど、打って走るんだね?」と彼。

そうか、そこからね。

守備の様子をじっと観察しながら、
「誰がボールを取るの?」と彼。
「誰が?誰でも取っていいのよ」と私。

「どっちのチームの人も?」

??

彼の中では、サッカーのように、
両方のチームがグラウンドに入り乱れて守っているイメージだったようです。

「今は相手チームが守る番で、こちらのチームは攻撃だから、
こちらのチームから出ているのはあの打者だけよ」

「…他の人は何してるの?」

「…ただ…順番を待ってるの」

「キャッチャーは何してるの?」

「…ボールを受け取る役なの」

なにがなんだかわからん、という表情で、とりあえずバッターボックスに向かった彼は、
なんと内野安打を売って出塁。

その後も2塁に進んだり、
次の打席では味方の連打でホームベースに帰ってきたり。

「これは練習したらきっと面白いね」
と楽しんだ様子。

「野球の試合は見たこともないけど、一人だけ知ってる選手がいる。○×※△」と彼。
「…だれ?」

「○×※△」」
「でびし?そういう選手がいるの?」

「ユー。彼は半分イラン人だから。
イランのニュースでも時々テレビで彼のことやってるよ」

そうか、ダルビッシュ

イランでもスターなのですね。