イラン人同僚とお別れ

先日、2-2で日本がセネガルと引き分けたゲームの翌日、

「昨夜の試合、観た?」
と、イラン人の同僚A。

1-0の時点で寝てしまったと答えると、元々サッカーが好きなAは、
「良い試合だったよ。日本は今回すごく良いね。ユニフォームも一番良いんじゃない?」

とのことで、

オフィシャルのユニフォームの背番号に「キャプテン翼」の絵が描かれていることを
教えてもらいました。

イランで育った子供時代、他のアニメはひとつも見なかったけれど、
キャプテン翼」だけが大好きだったそうです。

「小学生の時、イランで『キャプテン翼』が夕方5時20分か、30分かから放送されていて、
学校が遅くなって間に合わない時、ちょっと先生に嘘をついて早く家に帰って見た」
というかわいいエピソードまで。

約5年間同室だったAは今日退職して、他の大学の先生になります。

引越しのためにアパートの火災保険の解約の電話をするのを手伝っていたら、

「今度のところに行ったらユカがいないから、私、困るね」
とAが言うので、

「そんなことないよ。きっともっと優しい良い人がいるよ」
と、恋人とお別れするようなことを言ってしまいました。

「いろいろ本当にありがとう。ガイジンはめんどくさいでしょう?」
と彼。

そんなふうに思っていたのかな?

日本のやり方に理解があって、面倒なところがまったくなくて、
いつも穏やかで、とても頼りになる同僚でした。


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