トルコ的スイカの切り方

スイス人K主催のバーベキューでした。

緑の多いこじんまりとした公園に集まったのは、
スイス人、フランス人、イタリア人、トルコ人ウズベキスタン人、
ルーマニア人、そして日本人Eちゃんと私。

来日して2年目、すっかり日本通のKは、
白地に青のストライプの甚平と下駄という涼しげないでたちも似合って、
右手にキリンの一番搾り、左手には蚊取り線香

「キャンドルもあるのね?」と私。
テーブルにはお仏壇に備えてありそうな、白い「ローソク」の箱が。

「うん、ランタンがあるから」
Kの視線の先には、お盆用の、柄のついた丸いカラフルな提灯が。

何よりも楽しかった発見は、トルコ人の切るスイカです。

まず2つに割って、切り口を下にしてふせて置き、
皮を器用に削いでいきます。
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「江戸時代の人たちは、スイカは恐ろしいものと思って、食べなかったの。
割ると中が赤くて、頭を割ったみたいだから。面白いよね」

流暢な日本語で教えてくれる、Kのガールフレンド(ウズベキスタン人)。
大学院で俳諧を勉強中という彼女は、与謝野蕪村をテーマに
論文を書いているのだとか。

暑くて楽しい夏の夕方でした。
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