「『先生!』ってルーマニア語でなんていうの?」
右手を高くあげて、ルーマニア人Lに日本語で尋ねるEちゃん。
「あ・・・わかりません(言っている意味が)」とL。
「先生に質問する時とかに、『先生!』って呼びかける時」
もう一度右手をあげるEちゃん。
「あぁ・・・そんなふうに呼びかけません」
と言ってから、
「でも、ルーマニアでは、話したい時、こういうふうにします」
ピースサインの右手を高くあげるL。
「2本!?なんで?」
まねをして、人差し指と中指を揃えた右手をあげるEちゃん。
「そういうふうにはしません。こういうふう」
人差し指と中指を開いてVの字にしてみせるL。
面白いですね。
なぜ2本なのか、ピースサインなのかはLにもわからないとか。
「でも最近、みんなが外国の映画を観るようになって、他の国と違うことがわかって」
少し恥ずかしそうに笑って、
「こういうふうにする人が増えてきました」
5本の指を伸ばして手をあげてみせるL。
ヨーロッパとひとくくりにしてしまいますが、
たくさんの小さな国が集まって、それぞれに違いがありますね。