「今どこ?」
カナダ人Sからの電話。
「オペラに行くところなの」と私。
「あぁ、そう。お墓参り?」とS。
・・・?
「どうして?」と私。
「お寺に行くところでしょう?」とS。
それはさておき、キエフ・オペラの「トゥーランドット」を観ました。
50人以上のオケに(「70人で来たけれど、入りきれなくて削ったんだよ」と
後ろの席のオペラ通らしき男性)、あまりに豪華な舞台装置と衣装の数々。
オペラはとても贅沢ですね。
「トゥーランドット」はプッチーニ作品の中で最大規模のスペクタクル・オペラと
言われるそうですが、息をもつかせぬ迫力の展開。
そして、愛と正義のために自害するリュウの、薄いガラス細工のような美声のアリア。
圧倒的に女性客が多い歌舞伎やバレエと違い、今回は3割以上が中高年の男性でした。
いつかパリのオペラ座で観たいです。