strangeとdifferent

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「Such a nice place!」

アルゾーニのテーブルにつくと、広々とした明るい店内を見渡して、目を輝かせるアメリカ人B。
「ここが日本とは思えないよ。アメリカみたいだ。つくばに来て一番素敵な店だな」

他にも素敵なお店はたくさんあると思うけれど。

アメリカにはあんな感じで南仏をまねしたみたいな内装がよくあるから、
それを言ってたんじゃないかな」とアメリカ帰りのYさん。

南仏をまねしたアメリカのお店みたいな日本のイタリアンレストランでの、ランチでした。

さて、「Bは日本のアニメ、好き?」
日本に4年住み、流暢な日本語を話すBに尋ねると、

「あまり見ない。でも、アメリカの大学では日本語を勉強する学生がすっごく増えてる」とB。

半分は日本のアニメや文化が大好きで、そのために日本語を勉強したい学生だとか。

「アニメ好きの人って、趣味をこえて、もっとすごいものになってる。
ああいう人たちを見て、日本からの留学生はどう思うのかなって興味がある」とB。

「Bから見ると、アメリカのアニメ好きな人たちってどんなふう?すごいオタクで、変な人たち?」

背筋を伸ばして一呼吸置いて、

「あのね、すごいオタク。でも、変ではない。ぼくとは好みや価値観が違うというだけ。
変と言ったら、彼らから見たら、ぼくは好みや価値観が違って、ぼくが変」とB。

なんて正しい。

最近読んだアメリカ人作家の小説に、
インターネットで日本のアニメを見る10代の娘に、母親が嘆くシーンがありました。

「私たちがやっとの思いで築き上げた男女平等を、日本のアニメがぶちこわしてしまう。
幼児のようなおかしな声で話す、顔の半分の大きさの目の女の子たちが」

良くも悪くも、日本のアニメは認知されているのですね。