何を守りますか?

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ワールド・トレード・センター』を観た。

実話を基にしていることもあって、落ち着いて観ていられない。
2時間20分の間、ずっと心臓を掴まれているみたい。

9.11については、苦しんだ人たちのことを思うと、何か言葉にすることも
おこがましい気がしてしまう。うまく書けないので、そっとしておきます。

映画には、夫婦の愛も描かれていた。

瓦礫の下に生き埋めになった警官ニコラス・ケイジが、
朦朧としていく意識の中で、妻を想う。
「僕はちゃんと君を愛せたのかな・・・君にとって僕は良い夫だったのかな・・・愛してる」

人生の中で、守るべき人がいて、惜しみなく愛情を与え合い、信頼し合えたら、
それはなによりも豊かな一生だろうな・・・。

「旦那さんがいる人はうらやましいな。やっぱりそんな時に思い出すのは奥さんでしょ?」
誰の奥さんでもない私は、ハンサムで優しい、既婚者の友人に聞く。
「ないね。僕だったら、母親じゃないかなぁ」

そうくる場合もあるのね?
「結婚ってそんな夢みたいなものじゃないよ、早くやってみてよ」

最近、飼い猫のくうが私の部屋のソファを日中の寝床にしているらしく、ソファが毛だらけだ。
家に帰ると、まずソファに掃除機をかける。
対抗策に、クッションの合間にスペースを作り、毛がソファにつかないようにとタオルを敷いてみた。
さて、うまくいったかな?
こちらの思惑通りの場所に収まって、すやすや寝ているくう。

「大丈夫だからね。なにかあったら、絶対守ってあげるからね」
他に守るものがないので、猫に話しかけています。