ほんのささやかなpromotionが決まってオフィスに戻ると、
"やったー!Congratulations, Yuka!!!"と抱きしめてくれる同僚たち。
「お祝いしようよ!」
「しよう!お祝いランチに行こうよ!」
「でもお昼はヨガがあるよ」
「ヨガはいいよ!お祝いしなきゃ!」
出張中の直属の上司、ネパール人Sにも報告のメール。
「本当にうれしいよ。絶対にふさわしいと思っていたよ」と返信が。
温かい人たちに恵まれています。
さて、今週初めに人事面接がありました。
「形式的なものですから」と始まって、ひとり5分の短い面接でしたが、
そんな中でもしっかりriseを勝ち取って戻ってくる外国人スタッフたち。
4年間、外国人同僚たちを見てきて驚くことのひとつは、昇給の交渉の鮮やかさです。
「交渉のコツはね、back pocketに別なオファーをしのばせておくことだよ。
そうすれば堂々と条件を吊り上げていけるから」
見ていると、別なオファーをちらつかせながら年俸を吊り上げて、返事を待たせ、
もう一方のオファーの年俸も吊り上げて、と巧みにどんどん両方の金額を上げていって、
まるでゲームのよう。
(彼らの言いなりに年俸や待遇が上がっていく様子に、外国人天国だなぁ・・・とも思うのですが)
「要求しないということは、現状に満足しているという意味だから。
希望していることは口に出さないと誰にもわからない」とのこと。
交渉の文化、「ほかとの兼ね合い」の概念のない個人主義の文化を感じます。
私のback pocketにはもちろん何も入っていなかったのですが、大吉のおかげかもしれません。
母がステーキ(今日の「おしゃべりクッキング」)とワインとかわいらしいブーケを用意して、
お祝いしてくれました。