一昨日の夜は、5回か6回、ねこに起こされました。
「にゃ~ん。にゃ~ん(入れて~)」
部屋の前でかわいらしい声で鳴くのはいつものこと。
入れると、私の肩に顔を乗せてすやすやと眠るのですが、一昨日の夜は違いました。
すやすや眠ったかと思うと、はっと飛び起きては、
「わうわうわうわうわう!」
おぞましい鳴き声とともに、自分の背中に噛み付こうとしてぐるぐる回ってみたり。
そして落ち着かない様子で部屋を出ては、しばらくするとまた、
「にゃ~ん(入れて~)」
と戻ってきます。
最近、背中がどうにもかゆいらしいのです。
5回目か6回目かの「う~、わうわうわうわうわう!」が始まった時、
「くうちゃん、かゆくてつらいの?明日の朝、病院に行こう。
お薬もらったらよくなると思うから、大丈夫よ」
そう言って聞かせると、ほっとしたかのように私の首と肩の間に顔をうずめて眠るくう。
次の日の朝、約束通り、ペットクリニックに連れて行くと、
「更年期障害ですね」と先生。
女性(?)ホルモンのバランスが崩れていて、2~3年は続くとか。
かゆみは相当なものだそうで、
「夜もゆっくり寝られないし、かなりいらいらしているはずです」とのこと。
「ごめんね、ちょっと見せてね」と歯をチェックして、
「歯はかなりきれいですね。左の歯ばっかりで噛んでますけどね」と先生。
女性ホルモンを安定させる薬もあるそうですが、とりあえずかゆみ止めの飲み薬をもらい、
「くうちゃん、ご飯はなるべく両方の歯で噛んでね」とよく言い聞かせました。