The University of ...

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一般の企業では、少しまとまった額の経費はどんな流れで
支払いの決済がされるのかな、と時々思います。

私たちのチームからお金が出ていくのはとても簡単です。

ワシントンの企業に勤める中国人研究者から、
「5月末に北京大学でエネルギー関係のワークショップをするのだけれど、
共催になってもらえないか」とメールがきました。

ネパール人ボスの独断で承諾の返信をすると、具体的には、
「ワークショップに途上国から参加する3名の若手研究者の旅費と宿泊費を
サポートしてほしい」とのこと。

こうしてまた(私にとって)waste timeな外国人への旅費支払いの作業が始まりました。

「旅費や滞在費は、ワークショップ後に銀行口座に送金します」
reimbursementの流れをメールでひととおり説明すると、タイ人から返信が。

「銀行送金はuncomfortableだから、現地でcashで渡してほしい」

会計課に相談しても、現金支払いは不可能とのこと
(正規職員が現地に赴くのであれば可能だけれど、ネパール人ボスは正規職員ではないので、不可)、
flexibleでなくて残念だけれど他に手段がないので、銀行送金で承諾してもらえませんか、と返信。

すると、
あなたのところの会計システムに従うしかないようだけれど、
このアレンジは本当にuncomfortableだ、と苦情が。

Okay.
でも、元は日本の国民から集めた税金なんだけどな、日本だってお金が湧いて出ているわけじゃない、
みんなから集めたお金で、よその国のあなたの旅費とホテル代と食事代を払おうとしているのよ、
という気持ちに。

さて、最近は、参加者へ発送するinvitation letterは企画室のシェイニーさんの
ネイティブ・チェックを受けるように、との企画室の方針なので、
ラッキーなことにGCPに間借りしている隣の席のシェイニーさんに英語のチェックをお願いする。

「Smallでunnecessaryなchangeだけど」と一ヵ所直してくれたのが、

北京大学で開催される・・・」の"at the Beijing University"を、"at Beijing University"に。

ネイティブの人たちの英文から、組織名には必ずtheを付けると学習してきたのに??

シェイニーによると、
Beijing Universityならtheはいらない、
もし、University of Beijingならtheが必要、とのこと。

また、NIESGCPのように、acronymの場合はtheは不要。

「"the"とか"a"は本当に難しい!」と言うと、
「うん、覚えるのは不可能、ネイティブじゃないと」とシェイニー。

英語圏の人で、たとえば合理主義のアメリカ人とか、"the"とか"a"を使うのやめようよ、って
言い出す人はいないの?」
「それは外国人が思ってるのと一緒だよ、『漢字なんていらないじゃん、やめようよ』って」

漢字はいりますよね・・・。そうですね・・・。