ヒサカキとハクモクレン

今年も研究所の構内に、ヒサカキの香りが漂っています。
細かいお花がびっしりと満開に。

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なんとも形容しがたい、独特で刺激的な香り。

以前は「異臭」と思っていましたが、
いつだったか、イラン人の同僚が、「いい匂いだよね。好きな匂い」と言うのを聞いて、
季節を知らせる良い香りと思うようになりました。

毎年研究所のこのハクモクレンが咲くと、
アメリカ人のMが、「マグノリア!」と叫んだのを思い出します。

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当時はもっと枝が多くて一段と立派だったので、感激した様子のM。
私はそこで初めて、モクレンマグノリアというんだ、と知りました。

それに、カナダ人のSが、
「カナダでは日本みたいにこんなに大きな木に花が咲くことはない」
と言ったことも、

カナダの方が大きな木がたくさんありそうなのに、不思議だな、と、毎年思い出します。

今年もみんなの顔を思い浮かべながら、ハクモクレンの大きなお花に鼻先を埋めて、
たくさん香りを吸い込んできました。

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