運命の人に出会う確率は?

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『世界で探す、わたしの恋人』(Jennifer Cox)という本を読みました。

いい恋愛がしたい、
端のほうでうろうろしているのではなく、自分こそが中心だいう感覚がなつかしい、
最近の骨の折れるろくでもない恋愛ではなく、むかし経験したような、幸せな恋愛がしたい、

そう思った著者ジェニファーは、
仕事に打ち込んできたのと同じ精力をパートナー探しに傾ける時だ、
ロンドンには私の相手はいない、と思い立ち、世界中の友人たちに呼びかけ、
それぞれの推薦を受けて、80人の男性とのデートをセッティング、
デートマラソンのために世界一周の旅に出ます。
この本は、本人によるこの旅のレポートです。

順路は、ヨーロッパに始まり、アメリカ、アジア、オセアニア
今日は、とうとうジェニファーが日本に上陸するところから読み始めました。

どんな日本人男性とデートするのかしら、と楽しみに読みましたが、
デートしたのは日本在住のイギリス人。

日本人男性の登場がなく残念でしたが、外国人観光客の目線で見た東京の様子が
たっぷり描かれていて、とてもとても、興味深いです。

空港からフォーシーズンズに向かうバスの窓から見たトウキョウ。
  地面からすきまなく生えたマンションやオフィスビルとのあいだのすきまは、
  まるで数センチしかないように見える
  ビルのなかで、ずらりと並んで働く従業員たち―男女どちらも黒い髪と白いシャツ、
  そして椅子の背に黒い上着をかけている
  午後九時近いというのに、オフィスはひとでいっぱい。日本の勤務時間が長いことは有名だが、
  その日の仕事が終わってから翌日の仕事開始まで、従業員たちはどうやってくつろぐのだろう

地下鉄のチケット販売機の前で、日本語だけの表示にイライラするジェニファー。
たくさんの人が親切にも、“Can I help you?”と声をかけてくれるけれど、
「彼らにできる英語はそれだけだとわかって」、「まったく無意味な申し出だ」と思ったり。

また、高層ビルの45階から見た東京の風景は、
  あらゆるものを飲み込もうとする首都東京の飽くなき野望の限界を示すがごとく、
  地平線からそそり立つ威厳に満ちた富士山

北京に移動した後には、「猥雑でやかましい」北京と比べ、
「トウキョウもにぎやかだったが、秩序と静かな威厳が感じられた」と書いています。

さて、世界各国の80人の選りすぐりの(?)男性との、
それぞれが競って趣向を凝らした80回のデートを終えたジェニファーが見出した法則によると、
運命の恋人出現率は55分の1(55人に1人)。

55人目でまさにこの人と思える運命の恋人に出会い、その後、
76人目も運命の恋人候補その2だったようなので、
76分の2とも言える、とのことですが。

今まで何人の人とデートしていますか?
54人以下なら、そろそろ運命の人に出会うのかもしれませんね(^_^)