母の新作、ひまわりと、
透明な鶴の中にもう一つ、小さな鶴。涼しげです。
昨日は、母が土浦のT田さん宅に銚子のお土産を届けると言うので、
姉と私も便乗。
T田さんは、私が生まれてから2歳まで住んでいた家のお向かいにいらしたご一家で、
当時は牛乳屋さんをされていました。
車も通らない小さな通りを挟んでのお向かいさんだったので、
しょっちゅう姉妹でとことことお店に行っては牛乳を飲ませていただいたり、
姉に至っては上がり込んでテレビを見たりおやつをいただいたり、
お風呂にまで入れていただいたこともあるのだとか。
(本当に優しいご一家でしたが、母も随分図々しかったのでは…)
当時はご夫妻と中~高校生のMお姉さんと小~中学生のTお兄さんというご家族でしたが、
現在は96歳になられたおじさんと80代のおばさんと、
Tお兄さんと奥様とで暮らしていらっしゃいます。
それに、黒くてとても穏やかな大型犬と、人懐こい猫ちゃんも。
「自転車に乗れるようになったのはTお兄ちゃんのおかげ」
と、当時中学生だったお兄さんに自転車を教えてもらった姉が言うと、
「お兄ちゃんって…そんな歳でも…」
と、還暦を過ぎたというお兄さん。
(30年ぶりくらいにお会いしたのですが、面影があって、お兄さんのまま。)
「この間、手紙が出てきたのよ。おじいさんが見つけてね」
と、おばさんが出してきてくださったのは、
私たちが波崎町に引っ越してからお送りしたという何通かの手紙でした。
何歳の時のものなのか(幼稚園かな)、
「おじさんとおばさんとおねえさんとおにいさんもここにいたらいいのにとおもうの。」
などと書いてありました。
なんだか歴史的な資料のように便箋が色褪せていて、
こんなに長年とっておいてくださったなんて、ありがたい…。
このところ、いろいろと懐かしい思いです。