Mixerな夜、第一部

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会議2日目、会議の後は、中庭でMixer。
"Mixer"って一般的な呼び方ですか?
なにせ私はメラニーが書いた会議用買い物リストに"Stuff for Mixer"とあったのを、
「音響用品」と訳して堂々と会計課に提出したのです。

今夜開かれた"Mixer"の正体は音響ではなくて、ワインと軽食の
ちょっとしたパーティー
みんながわいわい交わる会、みたいなニュアンスなのでしょうか。
少し暮れてきた中庭で、冷えた白ワイン片手に、メキシコ音楽の生演奏があって、
とても幸せ。

ワインとお料理の写真です。
やっぱりここでもタコス。

せっかくのMixer、いろいろな人と話をした。
まず、何人ものメキシコ人。
「明日の午後はサイド・イベントだから、スキップできたらダウンタウン
行ってみたいと思ってるの。ソカロのあたり」

こう言うと、まず間違いなく、ああだこうだと見所を説明してくれて止まらない。
「ここがソカロだとするでしょ、ここがカテドラルで、ここが宮殿で・・
そうだ、もし興味があるなら、壁画も見た方がいいし、
ピラミッドには興味ある?一時間かかるけど、とにかく素晴らしいよ。
良かったら案内してあげるよ!」
とにかく気さくでフレンドリー。

「日本人の方ですよね?」
日本語で話しかけてくるタイから参加のシワト。
あり得ないほど日本人的日本語を話す。
「皺(しわ)じゃないよ、シワト」
高校から東京に留学して、修士まで北大、今はケンブリッジで博士課程とのこと。

「どうして東京、というか、日本を選んだの?」
「みんなが外国っていうとアメリカ、みたいなのは嫌だったから、
アジアに行きたかったんだよね。でもほんとのこと言うと、
ドラえもんが大好きで、ドラえもんに憧れて日本に行きたかったんだ」

シワトとジャマイカの大学講師の女性と話していると、
誰かが肩をとんとんとたたく。
振り返ると毎日片言の英語で陽気に声をかけてくれる、会議会場の管理人さん。

「オーラ!」
「オーラ!ええと、これは、私の、息子。英語、勉強してる。英語、話したい。オーケー?」
隣にさわやかな若者。
「もちろん!Join us! 私はユカです。高校生ですか?それに、サッカーしてるのね?」

お父さんが息子に私を紹介する。
「彼女は、遠い、遠い、日本から来た!」
空を指差して。
日本はだぶんそっちじゃないと思うんだけど。

英語を話す人がとても少ないメキシコで、この高校生はびっくりするほど綺麗な英語。
高校の授業で勉強しているだけという。
せっかくのチャンスに、私なんかが英会話の相手をしていては申し訳ない。
メラニー、彼は英語を勉強していて、英語を話したいんだって。話して!」

こんなに感じが良くてさわやかで礼儀正しい高校生なんて、
日本ではきっと見つからない。
メラニーはとっても気に入ってしまった様子。
アメリカの大学に進学したいの?私はもうすぐ日本からアメリカに帰るから、
連絡を取り合いましょう。連絡先をここに書いて。手伝えることがあると思うわ」

管理人さん、外国人がたくさん集まるパーティーがあるからと、
息子さんを呼んだんだろうな。
子供を思う気持ちは同じだな、と温かい気持ちになる。

ワインにおしゃべりに音楽に、そしてメラニーとのガールズ・トーク
メラニー、あの人、キュートだよね?」
「どこ、どこ?」
「あそこで話してる人。アメリカ人かな?」
「黒いシャツの背が高い人の後ろ?アメリカ人じゃないと思うわ」

新しいタコスが運ばれたようなので見に行く。
メラニーが横で、
「ユカ、U.K.から来たのよ」
・・・タコスのこと?アボカドのこと?

「そう?どうしてわかったの?」
「近くに行って名札をチェックして、リストで調べたの」
得意気なメラニー
キュートな彼のこと!?
ちょっとメラニー・・・ありがとう。