メキシコ2夜目

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朝9時過ぎにメキシコ自治大学の学生さんが古いGolfで迎えに来てくれた。
今日はメキシコ自治大学のスタッフの皆さんとミーティング。

お母さんの車を借りたそう。
迎える方の気持ちもわかるので、気を遣うだろうなと思ったのも束の間、
Golfはものすごい勢いで、車がひしめく3車線に合流。
白線もないし信号もない、スピードを上げたまま、
強引に割り込んだり割り込まれたり、けんか駒のよう。
排気ガスと車の騒音で少し気分が悪くなってくる。
そこでメラニーが「ゆか、インドはこの10倍車がひしめいてるの。
その上に、象や牛が道に寝てるの」。
インドってすごいのね、とメキシコ・シティにて思う。

メキシコ自治大学は夏休み。
それでも学生課はヒスパニック系の学生たちが出入りして賑やかだった。

メキシコ人は英語を話さない人が多い。
会議に必要なものを買いに行ったスーパーで、
「このファイル、あと28袋ありますか?」と英語で聞くと、
20代初めの男性店員さんは照れ笑いで「I can't speak English...」。
え、綺麗な英語じゃない?と思ったけれど、これが日本人も指摘される
「I can't speak English」ですね。
自信に満ち溢れたL.A.から辿り着いたので、とても親しみを感じる。
 
一日何も食べずに会議の買い出しをして回り、夕方やっとランチ兼夕食に。
遠出するのが面倒で、メラニーとホテル近くのショッピング・モールに行く。
"Ichiban-san"なるJapon料理のファストフード店(店員5人は全員メキシカン)を見つけ、
"Teriyaki Soba"なる焼きそばらしきものを注文。
インスタントラーメンを茹でて、キャベツと瓜と人参と豚肉と炒めて
醤油で味付けした感じ。
食べられなくはないけれど、焼きそばでもテリヤキでもなかった。

モールのフード・コートには10店舗ほどファスト・フードが並んでいて、
もちろんタコスなどのメキシカンが多いけれど、バーガー・キングやマックに混じって、
"Ichiban-san"と"Mr.Sushi"があった。
"Ichiban-san"には結構次々と地元のお客さんがやってきて、なかなか人気な様子。

せっかくなので注文の時に若い女性の店員さんに"I am from Japan"と言ってみると、
困った顔に。
続けてスペイン語で何か聞かれ、今度はこちらが困った顔に。
別なお客さんが、「手伝いましょうか?英語に通訳します」と言ってくれて、
片言の英語で一生懸命通訳してくれた。
テリヤキそばのセットにしますか?セットだとテリヤキそばの上に焼き鳥が乗って、
ライスとコーラがついて、55ペソ(550円)です、ということだったらしい。
ちなみにセットの名前はなぜか"Midori"。

つくばの映画館のファスト・フードで、アイスティーを注文したメラニーが、
「ストローお差ししてよろしいでしょうか?ミルクとガムシロつけますか?
袋に入れますか?トレイがいいですか?」とたたみかけられて、
無言で固まっていた様子を思い出した・・・。

さて、今メキシコ時間の夜12時30分、ホテルの部屋からの夜景はとても綺麗。
盆地を囲む山々にもびっしり明かりが灯っている。
メキシコ・シティでサッカーの試合があって、イタリアの選手がこのホテルに
滞在しているらしい。