さて、後ろ髪引かれながらも黒川温泉を後にして、
阿蘇山を越えて、空港へ。
レンタカーを返し、飛行機の時間まで、恒例の空港内のレストランでの打ち上げです。
地ビールと、
馬刺し(白い部分はたてがみのところなのだとか)や握り、
地鶏のコロッケを注文。
それに、
「仕方ない、からし蓮根を食べておくか~」
と注文する夫。
からし蓮根は熊本名物ですが、夫にとっては美味しいものでもないらしい。
「もっと美味しいもの詰めればいいのにね?」
と夫。
からし蓮根は、熊本の郷土料理ですが、
加藤清正が外堀に非常食として栽培させていた蓮根を使い、
病弱だった熊本藩主の細川忠利のために、
藩の賄方が考えて献上したのが始まりなのだとか。
切った断面が細川藩の家紋に似ているため、
当時は門外不出とされた、と伝わるそうです。
「今回の旅行で、何が一番美味しかった?」
と聞くと、
「この馬刺し」
と即答する夫。
え、ここで?
でも確かに、ホテルで食べたものより美味しかったみたい。
部位も違うのかな。
これで、美味しかった旅も終わり。
でも私には、まだ機上での空プリンが残っていました。
カロリーも糖分も忘れた旅でした。