最後に、地獄に片足を?

さて、大分で遊べるのもあと2時間。
何をしよう?

「別府に戻ってもう一回お風呂に入れるよ」
と夫。

それならばと、るるぶで一押ししていた明礬温泉の名湯、
鉱泥の温泉の「健康保養ランド」に行ってみることに。

かわいい名前とは裏腹に、「病院と見まがう外観」とるるぶにもありましたが、
なんともレトロな、いかにも湯治施設といった佇まい。
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受付で入浴料の1,050円を払い、
長い廊下を進んで緑の中の浴場へ。
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せっけんやシャンプーの使用は禁止。
シャワーもなく、内湯のコロイド湯から掛け湯をして入ります。

濃い緑の木々に囲まれた広々とした露天風呂は、泥のお風呂。

お湯の色は灰色に濁り、底には粘土を溶かしたような、
キメの細かいもったりとした泥が溜まっています。

世界的にも珍しい泥湯で、
硫黄化水素ガスと腐植粘土に残留する物質「フミン」を含む鉱泥の相乗効果で効能も高く、
現在も病院でさまざまな治療に使われている、と説明がありました。

「地獄に片足突っ込んできた感じ」
と夫。

「温泉県」の大分の中でも特に個性的。
年季の入った施設の雰囲気とあいまって、一番印象に残ったお風呂でした。