家と家族を失い仮設住宅に住む男性がインタビューに応えて、
「テレビでは、絆、絆と言っているけれど、
ここにいると絆は感じられないですね…」
ここにいると絆は感じられないですね…」
と話していました。
そういう思いを抱かれることもあるだろうな、と、
納得できる言葉でした。
そういう思いを抱かれることもあるだろうな、と、
納得できる言葉でした。
「もうすぐ46分になるよ」
と、時計を確認する夫。
と、時計を確認する夫。
「じゃあ人の邪魔にならないところによけよう」
黙祷するために、人の流れから外れて柱に近づいた時でした。
黙祷するために、人の流れから外れて柱に近づいた時でした。
「ポルタの全従業員に連絡します」
と、館内アナウンスが。
と、館内アナウンスが。
黙祷をするようにとの案内に続き、時報が鳴った瞬間、
地下街の人混みの中のすべての人がピタリと足を止め、
その場で黙祷を捧げていました。
その場で黙祷を捧げていました。
あれだけの人が一斉に立ち止まり、しんと静まりかえった時間。
不思議な、そして、少し涙ぐんでしまうような光景でした。
不思議な、そして、少し涙ぐんでしまうような光景でした。
「でもよくみんな、館内放送を聞いてたね」と夫。
雑踏の賑わいにかき消されそうな大きさの放送だったので、
聞こえたというよりも、みんながその時間を気にしていたのだと思います。
聞こえたというよりも、みんながその時間を気にしていたのだと思います。
そごう入り口の前には上を見上げる人だかりがありましたが、
2時46分を待って、壁の大時計を見上げていたのでしょう。
2時46分を待って、壁の大時計を見上げていたのでしょう。
いまだに、1日に7千万円の募金が赤十字社に届いているそうですね。
何も役に立てず、申し訳ない気持ちですが、
被災者の方々の気持ちに沿いたいたくさんの想いがあることが、
現地に届きますように。
被災者の方々の気持ちに沿いたいたくさんの想いがあることが、
現地に届きますように。