美しい地の『あぱら樹』

ホテルに戻りシャワーを浴びると21時過ぎ。

お目当てだった海鮮のお店はラストオーダーが22時とのことなので、
潔く諦めて、タウン紙で見つけた居酒屋『あぱら樹(あぱらぎ)』に行ってみることに。

暗くて狭い路地を心細く歩いていると、後ろからタクシーが。

「ここ暗いでしょう?暗い道を歩いてるのが見えたから、大丈夫かなぁと思って戻ってきたよ」と運転手さん。
みんなが親戚の叔父さんみたい。

せっかくなので乗せてもらい、
「『あぱら樹』に行こうと思うんですけど、おいしいですか?」と尋ねると、
「あそこはおいしいよねぇ」。

「自分は本島で料理人やってたからわかる。あそこはおいしい。
年取ったから宮古島に帰ってきたんだ」

年を取ったと言っても40代に見えるけれど、自分で食材を採ってお料理屋さんをしようと
船舶の免許も取って島に戻ったものの、見合わせているとか。

「みんな船出せないでいるよ。燃料が高くて」

宮古島では、ガソリンは1リットル185円でした。
それでも石積みの壁の『あぱら樹』まで、初乗りで430円。
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イチローのポスターの前のテーブルに通されると
宮古島オリックスのキャンプ地でしたね)、

「シャコ貝ありますか?」とOちゃんと私。
「あぁ、ないです」と残念そうに店員さん。

やっぱりなかった。

お刺身の盛り合わせに、
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海ぶどうとそうめんチャンプルー。
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Oちゃんが選んだテビチと、
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ふわふわの穴子の天ぷら。
穴子を立て続けに3つ食べて、これ以上ないほど幸せそうな顔をするOちゃん)
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私が選んだアーサの天ぷら。
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どれも感激のおいしさでした。

「あぱらぎ」とは、「美しい」「美しい土地」、という意味だそうです。